人を好きになる。
皆さんも恋の1回や2回や10回くらいはしたことがあると思います。
好きな人のことを思うだけで他のことに手がつかない、夜も眠れない、ドキドキが止まらない。
そんな恋に振り回されることもありますよね。
少し気になる存在だっただけなのにいつの間にか好きになっていた。
毎日顔を合わせていくうちに徐々に好きになっていた。
会った瞬間に好きになった。
恋はいつどこで誰に対して起こるかわからないもの。
今回はそんな「恋」を深堀りしてみようと思います。
この記事を最後まで読まれた方はきっと恋をしたくなるでしょう。
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人はなぜ恋をするのか
恋をする。
生物学の研究では「子孫繁栄」という視点で考察されています。
子孫繁栄と考えると「人がなぜ恋をするのか」の理由が見えてきます。
人間も生物である以上、子孫を残して自分の遺伝子を繁栄させたいという本能を持っています。
人の恋愛のすべてはこの子孫繁栄の本能が土台にあります。
子孫を多く残し次の代、その次の代と血筋を途切らせることなく繋いでいく。
男性は健康で優秀な遺伝子を残すため、外見的に魅力的で若い女性を好んで恋をする。
女性は子孫の質、長く生き延びようとするため、経済的に豊かな男性を選ぶ傾向にあります。
男性は1日に1億~3億の精子を生産することができます。
数多くの女性に子供を産ませたい為でもあり、特定の相手にこだわらない「量」を求めています。
よって同時に複数人の女性に恋をすることが可能なんです。
一方女性は卵子を体内で作るのに約1カ月かかります。
そして受精してから10カ月。
子育てに数年かかるわけです。
となると長い期間一緒に子育てをしてくれるパートナーが必要になります。
だから慎重にセックスをする相手を選ぶ傾向にあり、男性と違って女性は恋をするのにも時間がかかるわけなんです。
男女の友情は成立するのか
永遠のテーマです。
男女の友情。
生物学的に言えば男女の友情は成立しないことになります。
男性は友達と思っていても女性に対して性的魅力を感じれば生殖器は反応するわけですから。
親しく長く一緒にいると友情から恋に変わる傾向があり、「恋と好意」「友情と愛情」の区別もつきにくいのではないのでしょうか。
一方女性のほうは男性よりも友情と恋をはっきり分けています。
この男性と子供を作って大丈夫かどうかを本能で判断し、恋愛対象か対象外かを分けています。
僕の持論では「男女間の友情は成立しない」です。
理由は男女のどちらかが性的な目で相手を見た瞬間に、それは友達ではなく恋愛(子孫を残す行為をする)対象となると思うからです。
基本男性は女友達でも性の対象として見ています。
100%すべての男性とは言い切れませんが・・・わざわざ口に出さないだけです。
女性が男性に対して性的魅力を全く感じないと宣言したところで、相手が女性をエロい目で見てたら友情ではないですよね。

人は誰と恋をするのか
恋はどんな人との間で生まれるのか。
好意を持つ異性にはある身体的、性格的な特徴があるとされています。
身体的魅力のある人
身体的魅力とは容姿のことです。
容姿がいいということはそれだけ異性にモテるから性行為の機会も多く、子供もできやすい、そしてその子供も遺伝で容姿レベルが高い・・・というわけで子孫繁栄しやすいから無意識のうちに美男美女に恋をしやすくなるのです。
ただ全員が美男美女に恋をするかというとそれはまた別。
自分と同レベルの相手を無意識選びやすいという特徴もあります。
これは自分の容姿に照らし合わせて、断られるのではないかという心理が働区為でもあります。
これをマッチング仮説と言います。
自分と似ている相手
人は価値観など自分と同じ感覚を持つ相手に好意を持ちやすく恋愛に発展しやすいです。
これは心理学で類似性の法則と呼ばれており、異性だけでなく職場や友人関係でも良好な関係を築く為の心理要因です。
離婚の原因に多い性格の不一致という理由からも、類似性は最初の関係構築だけでなく、関係性の継続にも重要であることがわかります。
ひとめぼれはなぜ起こるのか
出会った瞬間にビビッときた!みたいなひとめぼれは起こるのか。
いろんな仮説が発表されているのですが、生物学の一つの仮説について解説します。
基本的に生物は自分の遺伝子と異質の遺伝子を持つ相手に惹かれます。
同質の遺伝子が交わって生まれる生命は免疫力が弱く子孫繁栄に繋がりにくいため本能的に避けるようになるのです。
年頃の女性が父親のことを毛嫌いするのも自分の遺伝子とより近い遺伝子を持つ相手だからです。
ですので同じコミュニティにいる仲間内は血の繋がりが少なからずあるので、他のコミュニティの異性を求めるわけです。
でもほかのコミュニティと交流を持っても時間が限られています。
その限られた時間内で素早く相手を見つけるためにひとめぼれという性の反応を持つようになったと言われています。
アメリカでの調査データによると離婚率が50%を超えるアメリカで、ひとめぼれをした人と結婚した人の離婚率は20%と低かった。
また生涯において一度だけひとめぼれをする人が多いことからも、ひとめぼれは最適なパートナーを探すための特殊な能力なのかもしれません。

人はいつまで恋をするのか
70歳を超えても結婚をする人は増えてきているというデータがあります。
年をとっても現役バリバリなわけですね。
老人ホームなんかでは恋愛のどろ沼状態だと聞いたことがあります。
そこで一つ疑問が湧いてきますよね。
生物学的には人が恋をするのは子孫繁栄の本能が大きく関係していると先述しました。
そうならば老年層が恋をするのはどういうことなのでしょうか。
人類学の見地からすると、それは恋の情熱が生命のエネルギーとして人間を活発にするからと言われています。
恋は人を活発にして生きるパワーをくれるのです。
人にとっては恋は生きるために必要なものであり、生命活動や精神活動において重要な役割を果たしているのです。
僕がこの記事で伝えたかった事
「もう年だから」
「子供がいるから」
「もう恋の仕方なんて忘れた」
なんて言わずに恋をしましょうよ!いくつになっても。
恋をした時、その人のことを思うと胸がキュッと締め付けられるあの想いって小学生の時もおっさんになってからも変わらないんです。
そんな恋の経験って人生の宝なんですね。
せっかく恋をする能力を持って生まれてきたのに使わないなんてもったいない!
日本の常識では、結婚してパートナーがいる間は
「ほかの異性に目を向けてはいけない」
「生涯パートナーを愛し続けるのが当たり前だ」
「不倫は犯罪」
みたいな貞操観念がります。
でも早い人で20代半ばで結婚して、人生90年としたら残り65年間は一切恋をしてはいけないなんて辛すぎじゃないですか。
そんなわけのわからないルールなんか気にせず恋をしたらいいんだよ!
僕は不倫を肯定するわけでも否定するわけでもありません(どちらかと言えば肯定ぎみ)。
でも人生の最後を迎えるときに後悔しないためにも、生涯恋愛を楽しむっていう姿勢もいいんじゃないかなと思います。
もちろん現在のパートナーと良好な恋愛関係を継続されてる方は十分だと思います。
でもパートナーに不満があったり、経済的なことや世間体が気になるけど外の世界に飛び出してみたいという人に、僕の恋愛に対する考えが伝わって、一歩踏み出すきっかけになってくれれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
まとめ
・人が恋をするのは子孫繁栄の本能がすべての土台にある
・男女の友情は成立するのか
・人はどんな人に恋をするのか
・ひとめぼれは最適な相手を見つけ出す特殊能力
・人は生涯恋をすることができる
・年齢や世間体なんか気にせず恋をしよう!
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